工夫次第で、働きながらの合格も可能!


このところ、会社に勤める社会人の方々の公認会計士試験への挑戦が増加しています。
最も気になるのは「働きながら受験勉強して合格することが可能なのか?」という点です。
結論から申し上げれば、これは十分可能です。
実際に合格された社会人の方が大勢いらっしゃいます。
受験勉強に専念できる学生や無職の人達に比べると、時間的な制約があり、ハンディキャップが大きいことは間違いありませんが、勉強時間をひねり出す工夫をすることで必ず克服できます。現在のお仕事の先行きが不透明だからといって、仕事を辞めてしまわれるよりも、働きながら受験勉強を開始し、ご自身で合格できるか否かの感触をつかんでみることをお勧めします。
現在では、多くの受験予備校で社会人向けに日程を工夫したカリキュラムが用意されています。これを利用すれば、忙しい社会人の方も効率的な学習が可能です。
ただし、社会人の方にとっては注意しておきたい点がいくつかあります。
一つは、合格後の就職難の問題です。社会人の方が受験勉強を断念される場合、「合格しても監査法人に就職できる当てがない」という問題が最大の原因になっています。大手監査法人は20歳代の合格者の採用を望みますので、30歳以上の方にとっては、資格試験よりも就職試験のハードルの方が数段高いものとなっています。

※※※※※※なぜ就職難???※※※※※※
会計士が不足しているから試験を簡単にして会計士を確保しているはずですよね。
でも、どうして就職難が発生しているのでしょうか?
このことを、会計士紹介本ではほとんど触れていませんよね。
思い切って本音を書きました。
業界の内情をほんの少し垣間見ませんか?
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ほかに、近年公認会計士試験の合格者の低年齢化が挙げられます。以前は大人の試験というイメージの強かった公認会計士試験も、このところ大学入学当初から学習を開始する受験生が多くなっています。そのため、年下のライバルに囲まれて、若さに圧倒され雰囲気になじめず学習の継続を断念されるケースもみられます。
受験要件の撤廃で、今後ますます公認会計士試験の受験生の低年齢化は進むと予想されます。高校時代から受験勉強を開始する若者も出てくることでしょう。社会人が受験する場合には、注意しておきたい点です。