通信講座を活用しよう


地方に暮らしているなどの理由で、受験予備校に通学できない方も少なくないでしょう。
そのような場合、公認会計士試験の受験勉強には通信講座を活用することをお勧めします。
社会人が働きながら夜間や土日を中心に学習したい場合などにも、通信講座は便利な手段です。
ほとんどの受験予備校は、カセットテープやWebを利用した通信講座を設けています。
もし、通学できる範囲内に受験予備校がない場合には、このような通信講座を利用することで、東京とまったく同じ内容の教材で学習することが可能です。
通信講座であっても、教材や授業内容で劣ることはまったくありませんので、安心して学習してください。
実際に、教室講座に一度も通わずに、通信講座の学習のみで合格した受験生が何人もいます。
通信講座といえども、多くの受験予備校では、教室講座と同レベルの受験環境を提供してくれています。例えば、講義内容について理解できない箇所がある場合には、FAXなどで質問すれば、親切な解説を送り返してくれる仕組みなどが用意されています。
ただし、通信講座には教室講座と比較したときにハンディキャップがあることも確かです。
まず、勉強仲間ができづらい点が挙げられます。受験勉強をするにあたっては、情報交換をしたり、良きライバルとしての勉強仲間が欠かせませんが、通信講座の場合、勉強を通して知り合う仲間はいません。
この点を克服するためには、インターネットの掲示板を活用するなどの方法が考えられますが、実際には難しいでしょう。
また、勉強のペースをつかむのが難しく、途中で挫折しやすいことも確かです。自ら進んで机に向かう意気込みが相当必要となります。