財務諸表論は応用力が要求される


論文式試験の財務諸表論の試験について、過去の出題傾向をみてみると、基本的な論点をストレートに問うてくる問題だけでなく、応用力が要求される問題が多数出題されていることに特徴がみられます。
これに対応するには、まず重要な論点はすべてもらさずマスターしておき、基本的な問題は取りこぼすことがないよう努めなくてはなりません。
その上で、応用問題に対応するため、単なる暗記ではなく財務諸表論の本質的な理解にまで迫ることが望まれます。
ただし、勉強時間には制約があるため、財務諸表論を深く掘り下げて理解することには限界があります。
試験においては、満点を目指す必要はなく、他の受験生との比較で高い得点をあげることが目標になりますので、受験予備校で与えられたレジュメだけに絞って勉強し、応用問題をすべて解答することはあきらめるのも現実的な対応策です。
基本問題にウェイトをおいた問題演習が最も効率的な勉強方法であると考えます。





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