2008-08-27から1日間の記事一覧

選択科目その4「統計学」

新試験制度の論文式試験の選択科目においては、新しく「統計学」の試験科目が導入されました。 これは、理科系出身者の受験を促がす目的があるといわれています。 出題範囲は左ページのように示されており、データ解析などが中心となります。 「統計学」は新…

選択科目その3「民法」

法学部出身者の受験を促がす目的で平成8年から導入された試験科目が民法です。 これまでは選択科目については、2科目受験する必要があったため、数学が苦手といった理由で「経済学」を避ける受験生が選択する傾向にありました。 しかし、選択科目が1科目…

選択科目その2「経済学」

大学の経済学部出身(或いは在学中)の受験生は大勢いますが、専攻している人にもあまり人気があるとはいえない選択科目がこの「経済学」です。 あまり人気がない理由は、ミクロ経済学とマクロ経済学の両方を学習する必要があり、量が比較的多いことと、微分…

選択科目その1「経営学」

新試験制度においても、「経営学」の試験科目はそのまま残ります。 経営学は受験生に最も人気のある選択科目です。 人気の理由は、学習する量が比較的少ないことにあります。 浅い知識でも解答が十分可能です。 しかも、数学や法律の素養がなくても、誰でも…

新試験で初めて導入された必須科目「租税法」

新試験制度の論文式試験においては、新しく「租税法」の試験科目が導入されました。 これは、3次試験が廃止されるため、現行の3次試験で課されている「税に関する実務」に代わるものです。 出題範囲は法人税を中心として所得税・消費税にまで及びます。 新…

企業法は、範囲が広いですが基本問題ばかり

現行試験制度の「商法」が、新試験制度では「企業法」と名称が変更になることは、別の箇所でも述べました。 しかし、新試験制度の論文式試験においても、出題の中心が会社法であることは疑いようがありません。 出題される問題数は大問が2問となっており、…

実務色の強い監査論

新試験制度の論文式試験においても、監査論は名称にも内容にも特段の変更がありません。 出題される問題数は大問が2問となっており、現行試験制度のままです。試験時間も2時間で現行試験制度とまったく変わりません。 試験問題についても、現行試験制度と…

論文式試験の原価計算はかなりのハイレベル

新試験制度の論文式試験で出題される管理会計の問題は、現行試験の原価計算と同等であると考えられます。 したがって、現行試験の原価計算の出題傾向を知ることは、新試験対策としても重要です。 原価計算についても、論文式試験で出される問題は短答式試験…

管理会計論のウェイトは3割?

新試験制度の論文式試験では、会計学の科目において管理会計の問題が出題されます。 管理会計のウェイトは比較的低く設定されます。 これは、公認会計士の中核的業務である監査証明業務は、企業等の財務情報が適正であることを外部の者に報告するものであり…

財務諸表論は応用力が要求される

論文式試験の財務諸表論の試験について、過去の出題傾向をみてみると、基本的な論点をストレートに問うてくる問題だけでなく、応用力が要求される問題が多数出題されていることに特徴がみられます。 これに対応するには、まず重要な論点はすべてもらさずマス…

簿記は何よりスピードが必要

新試験制度の論文式試験では、「会計学」として簿記、財務諸表論及び原価計算が一つになって出題されますが、当面は現行試験どおりそれぞれ分けて出題されることが予想されます。 したがって、現行試験の問題を知ることは、新試験対策としても重要です。 論…

会計学は、300分の超長時間試験に

新試験制度の論文式試験においては、新しく「会計学」の試験科目が導入されました。 これは、従来の「簿記」、「財務諸表論」及び「原価計算」の3科目を事実上統合したものといえます。 新試験の短答式試験との関係では、「財務会計論」と「管理会計論」の…

新試験制度・論文式試験

新制度の論文式試験は、会計学、監査論、企業法、租税法、選択科目の5科目で行われます。 以下、それぞれの科目の内容をみてみましょう。 左のカレンダー下の「最新タイトル」をクリックすると目次があらわれます。