平成17年までの試験制度(二次試験)


平成17年までの試験制度においては、
実質的な公認会計士試験は二次試験でした。

二次試験にさえ合格すれば、ほぼ公認会計士の資格を手中におさめたようなものです。

二次試験に合格すると「会計士補」という資格が与えられます。
会計士補はいわゆるインターンです。
3年間のインターン期間を経て、三次試験を受験することができました。
インターン期間には業務補助と言って、監査法人で働くことが基本的には必要です。
2年間の実務経験ですね。
一般企業で経理の仕事をしていてもOKですが、これで三次試験を受ける人はあまり多くありません。
ほかに、補習所に通わなくてはなりません。
補習所は、仕事が終わってから夕方に通う研修です。
監査法人ですと、「補習所だから仕事早く上がってね」
と上司が優しく声を掛けてくれるのですが、
普通の会社勤めの人はそうもいきませんよね。
なかなか大変な制度でした。






左のカレンダー下の「最新タイトル」をクリックすると目次があらわれます。