公認会計士には公正不偏の態度が求められる

公認会計士法第一条には、公認会計士の使命について述べている中で、「独立した立場において」という文言があります。
これは、公認会計士にとっても最も重要な基本原則です。
公認会計士は、顧客である会社から報酬を受け取り監査を行います。
この点で、税金によって運営される国営・公営企業とは異なります。
しかし、公認会計士は報酬を支払ってくれる会社の利益や都合だけを優先することはできません。
顧客の要望だとしても、不適正な決算書を適正と認めることはできないのです。
あくまで、公正な立場から会社の決算書が適正であるか否かを表明することが求めらます。
他の専門家は原則として、顧客の利益を最優先します。公認会計士はこの点において大きく異なるのです。
公認会計士って、なんだか崇高なお仕事ですね。